厚紙で作るブリルアン・ゾーン

fccのブリルアンゾーンを厚紙を張り合わせて作ってみました。
前回のテトラへドロン三角錐とは異なり、辺の長さがすべて同じ(2cm)なので
簡単に作れました。コンパスの使い方に慣れてきたというのもあります。


↑こんな感じで図形を描いてカッターで切って、セロハンテープで張り合わせます。
全部で正六角形が8枚、正方形が6枚です。


完成品。L点、W点、K点のラベルをはりました。Γ点は中心なので見えません。
結構簡単(30分かからず)に作れました。→K点はX点の間違いでした。

ブリルアンゾーン内のエネルギーを積分して、状態密度(DOS)などを計算できます。
写真のように、fccの対称性があるので全空間をサンプリングする必要はないです。
例えば、以下のように分割できます。
1:正六角形部を6個の三角形に分割して、Γ点との6個の三角錐に分割できます。6個×8枚=48個。
2:正方形部を4つの三角形に分割して、Γ点との4個の三角錐に分割できます。4個×6枚=24個。
1+2で全ブリルアンゾーン内の計算ができます。