ノンパラメトリック・マルチスケールマルコフ確率場でテクスチャ生成

難しそうな名前ですが、濃度値の分布になんらかのモデルを当てはめないで
直接サンプル値から確率を計算する(テクスチャパッチを張り付ける感じ)
タイプでテクスチャを生成するものです[1]。
マルチスケールというのは荒い画像から細かい画像へ段階的にテクスチャを作ります[1]。
前回は、交換法+MH法[2]でしたが、今回はギブスサンプラーで更新してます[3]。

結果。

布。左から右に向かってスケールが細かくなってます。


木目。

処理時間がすごくかかりますが、元の画像をそのまま使おうとすることだけ
あってかなり忠実に模様が再現されます。

参考:
[1]Pagetら, Texture synthesis via a noncausal nonparametric multiscale Markov random field, 1998
  結構古くからあるみたいです。この手の方法は今はどうなってるのでしょう?
[2]森俊二著、画像認識の基礎II
[3]岩波書店・計算統計II。伊庭先生の説明がとても分かりやすいです。